ピアサポーターになって、過去を振り返ることが多くなりました。
現在53歳、20代の時は職場の上司や親などの人間関係において、
これが当たり前、これが常識などと言われて、がんじがらめになり、
どうしていいかわからなくなった事がよくありました。
そんな頃、考え方が変わった本があります。
事あるごとに思い出すストーリーです。
その本を紹介したいと思って本を探したのですが、
探し当てることができませんでしたので、
なんとなくですが、ストーリーを紹介させていただきます。
新婚のカップルがいました。
朝食は奥さんがハムエッグを毎日作ってくれます。
旦那さんは、そのハムエッグのハムが四角かったので
ちょっと不思議に思いましたが、
たいしたことではないのでそのままにしました。
ある日、旦那さんがふと奥さんに聞きました。
「なぜ、毎日作ってくれるハムエッグのハムは四角いの?」
奥さんは、なぜそんなことを聞くのか不思議に思いながらも、
「ハムの端を切り落としているからよ。子供の頃から四角よ、
理由はわからないけどそういうものだと思っていたわ。」と答えました。
奥さんは、実家のお母さんになぜ四角いのか聞いてみました。
お母さんは「卵焼き器でハムエッグを作るとき、
ハムがはみだしてしまうので卵焼き器の形に合わせて
ハムの端を切っていたのよ。」と答えました。
奥さんは、普通のフライパンでハムエッグを作っていたので、
ハムの端を切らなくても良かったのですが、
ハムエッグのハムは四角いものだという思い込みから、
切らなくてもいいハムを毎朝切っていたのです。
しなくても良い作業を毎日繰り返していたということですね。
これとよく似たことってありませんか?
当たり前とおもっていることや、
そうしなくてはならないと思い込んでいることは、
当たり前でもなければ、しなくても大丈夫なこと。
物事を聞いたまま受け取るのではなく、
一度疑ってみることも必要だと学んだストーリーです。
(文責:とも)