令和5年度ピアサポーター養成講座①

【ピアサポーター養成講座第1回】

令和5年度ピアサポーター養成講座(全5回)がスタートしました!!

昨年に引き続き一緒に活動してくださるメンバーに加え、今年度から新しく20名もの方が受講くださっています。ともに活動いただく仲間が増えとても心強いです。

今回は初回ということで、盛りだくさんの内容の三部構成です。

 

第一部は、受託団体である当団体副理事より、ピアサポート事業とピアサポーターの役割についての説明です。この事業がスタートするに至った背景やピアサポーターに求められていること、また昨年度までの活動の内容が紹介されました。

社会的構造のなかでとらえるという 自分たちの役目を確認し、活動していく心構えができたのではと思います。

 

第2部では、徳島県の行政サービスについて、徳島県未来創生文化部 男女参画・人権課 より説明がありました。

徳島県では、様々な相談窓口や支援機関を設置しています。活動のなかで、支援を必要とする方をおつなぎできる先をしっかり把握・理解しておくことがとても重要であると感じました。

 

第3部は NPO法人リカバリー代表理事で、孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム会員としてご活躍されている大嶋栄子氏により、「相談はなぜ難しいのかー孤独の背景を考えるー」と題された講義をいただきました。

新型コロナウイルスがもたらした不安の一つ一つから、話を聴く人としての私たちピアサポーターのような存在がとても大切であること、しかしながら、同時に相談が難しいという状況があるということを具体例を挙げてお話しいただきました。

とくに、必要なこととして孤立の背景を考えるときに、社会的状況のみならず地域性やその地域に根付く文化や価値との関連性に思いを巡らす、というお話がとても印象にのこりました。

私たちピアサポートとくしまで活動するピアサポーターは、県下それぞれの地域の地域性に寄り添った活動を行っていかなければならないということ、また、困りごとを個人の問題として片づけるのではなく、社会的な構造の問題としてとらえるということもピアサポーターの視点として忘れてはならないものだと心に刻みました。

 

養成講座第2回は、7月14日に予定されています。集った皆さんととともに、しっかり学び、活動に繋げていきたいと思います。