10月27日(金)19:00~21:00
「ピアサポーターのためのスーパーバイザー講座」第二回を開催しました。
ピアサポーターを活動面やメンタル面で支えられるスーパーバイザー(SV)を目指して9月から1月まで開催する5回連続講座の第2回です。
講師は第一回に引き続き、金沢工業大学 教授、同大学心理科学研究所所長、ポジティブ心理学の第一人者である塩谷 亨 先生です。
最初に第一回の宿題の3つのよいこととその理由を書き留める「Three Good Things」を行った結果、どのような変化が起こったか、どんな気づきがたあったかなどの共有を行いました。
その後、今回のテーマである傾聴の学習をおこないました。
『聴くことはあらゆる対人関係の基礎』ということで、傾聴とは何かを教えていただきました。
人間は自分で自分の問題を整理する力、自分自身を理解する力、自分で問題解決に向かう力を持っていて、心理的に成長する存在であることを、頭の中に置かなければならないそうです。
傾聴の目的は、相手が相手自身の力を発揮できるような存在となること。
相手の存在自体に関心を持ち、相手を相手の立場に立って理解をする。
それらを踏まえて傾聴することにより、相手に安心感や気づきを促したり、幸福になったりするお手伝いができたりすることを学びました。
たしかに、何か問題が起こった時、ひとり頭の中で考えると、もんもんと膨れ上がってきて不安や怒りが増幅します。心のダムが決壊寸前な時、無条件に肯定して聞いてくれる相手が欲しいですよね。
誰かにじっくり聞いてもらうことで、不安や怒りが徐々に治まり、頭の中が整理され、違ったものの見方や発見に気づきますよね。
当たり前のようで、なかなか難しい傾聴ですが、傾聴は“スキル”だそうです。
“スキル”だから使えば使うほど上達するそうです。
そのスキルを教えていただきました。
今回学んだことを、日常に落とし込みながらスキルアップを図り、ピアサポーターを活動面やメンタル面で支えられるスーパーバイザー(SV)を目指して頑張りましょう。
そして、自分たちもウエルビーイング(幸福)の増大を図りましょう。