11月24日(金)19:00~21:00
「ピアサポーターのためのスーパーバイザー講座」第3回を開催しました。
この講座では、ピアサポーターを活動面やメンタル面で支えられるスーパーバイザー(SV)となるためのスキルやマインドを学んでいます。金沢工業大学教授、同大学心理科学研究所所長、ポジティブ心理学の第一人者である塩谷 亨 先生による講座も3回目となり、参加者も緊張がとけ先生とのよい関係性を構築しつつあります。
はじめに、前回講座、「傾聴」についての宿題ワークをしてみての感想や質問についてアドバイスを受けました。その中で、「傾聴の正解とは、その人自身が自分で気づいて自分で整理していける。そのためにカウンセラーがいてサポートする」というお話がありました。相談において、アドバイスしたり、方向性を示したりするのではなく、相談者ご自身が自分の状況を整理して答えを見つけるために寄り添う、お手伝いをするのがピアサポーターであるという、ピアサポーターの基本的な姿勢を改めて確認できました。
SV講座に参加するメンバーは、すでに実際に相談を受けていることもあり、あえて傾聴のロールプレイをすることの難しさも感じています。しかし、そこはあくまでトレーニングであるということを意識して効果的に練習できるよう、お互いにロールプレイの相手をするということも大切なことと理解しました。
「傾聴」ということを通して、心理学の専門的な内容に触れ難しさも感じる一方で、さらに深い知識を得て、トレーニングを重ね、ピアサポーターの活動をしっかり支えていけるよう、あと2回となった講座を楽しみに学び続けたいと思います。