生理用品の提供とヒアリングを行いました@藍住町

12月20日(水) 9:00〜13:00

藍住町役場1階ロビーにて生理用品の提供とヒアリングを行いました。

年の瀬が迫っているせいか職員さんの行き来や来庁者も少なく、役場内はいつもより落ち着いた雰囲気でリピーターの方を中心に生理用品の提供をさせていただきました。

毎月、各市町村の役場で生理用品の直接提供を行っているとPMSや生理中の体調不良で学業や仕事に何らかの影響があるというお声も多くあります。

ちょうど同じ日の12月20日に生理に関することがニュースになりました。

公立高校入試の受験日と生理が重なり、強い下腹部痛や腰痛、頭痛や吐き気などの症状のある生徒への対応として、文部科学省は「追試は可能」とする通知を全国の都道府県の教育委員会などに出したという内容です。

毎日新聞が今年9月に全都道府県の教育委員会に対して行った調査によると、生理による体調不良は15道府県では追試の「対象になる」、11府県は「対象外」、約半数の自治体では明確な返答なしで、生理による体調不良への対応に差があることが明らかになりました。

これが11月の参議院文教委員会で取り上げられ、地域差の是正のために今回の通知に繋がったようです。

細かな中身についてはこれからの議論が必要ですが、一つの指針として全国に通知されたことによって教育現場での女子生徒の機会損失が少しでも減ればいいなと思います。

2019年頃から生理を個人の問題やタブーにせず女性の尊厳や健康をみんなで考えようというムーブメントが広まり、ピアサポートとくしまでもその流れを汲んで生理用品の提供をきっかけにヒアリングや情報提供を行ってきました。

個人的な困りごとや悩みも、誰かに話してみることで少しだけ何かが変わるきっかけになるかも知れません。

できるだけたくさんの方のお話を聞かせていただきたいと思っているので、徳島県内各地で白いブルゾンを着て活動しているピアサポーターを見掛けたら、ぜひお気軽にお声を掛けてくださいね。

次回の藍住町役場での生理用品の提供は、1月17日(水) 9:00〜13:00です。

それ以外の日は藍住町役場3階の政策推進室でお受け取りいただけます。ご利用くださいませ。