12月22日(金)19:00~21:00
「ピアサポーターのためのスーパーバイザー講座」第4回を開催しました。
この講座では、ピアサポーターを活動面やメンタル面で支えられるスーパーバイザー(SV)となるためのスキルやマインドを学んでいます。
今回も、金沢工業大学教授、同大学心理科学研究所所長、ポジティブ心理学の第一人者である塩谷 亨 先生から学んでいきます。
講座冒頭には、宿題であった「傾聴」のワークでの疑問点を先生に質問するという時間を取っていただきました。
傾聴はピアサポーターの基本です。様々な技法や意識を学ぶことに加えて、傾聴を実際にてやっていくことによって、感覚が身についていくものだと感じています。
宿題やピアサポートとくしまでの活動で実際に傾聴に取り組んだからこその深い質問が、各グループから寄せられ、先生に丁寧にお答えいただきました。
かなり具体的で難しい質問も寄せられましたが、まず、そこに気が付いたご自身を認めてほめて、という先生のお声掛けもあり、大変励まされました
その後の講義では、まず、「建設的で積極的な傾聴」について学びました。相手に肯定的関心を持ち、話した内容に進んで入っていくという聞き方です。熱心な支援にあたります。この聞き方は、うまくできると、相手には、全面的に受け止めてくれているという安心感や喜びも感じてもらえるように感じました。
そして次に「アサーション(主張的)コミュニケーション」について学びました。
まず、人はすべて「自己表現の権利」を持つということが前提としてあります。そのうえで、アサーションとは、自分の「自己表現の権利」も相手の「権利」も尊重し、「生産的」な議論を生むコミュニケーションスタイルです。
アグレッシブ(攻撃的)コミュニケーションや、ノンアサーティブ・パッシブ(非主張的・受動的)なコミュニケーションとの比較で、アサーティブコミュニケーションとは何かということがより鮮明にイメージできたと思います。
次回第5回は、1月27日。塩谷先生を徳島にお招きして対面で開催です。SV講座の受講生がリアルで揃うのも今年度初です。とても楽しみです。