2月1日(土) 13:00~16:00 アスティとくしまにて「ピアサポーターのためのスーパーバイザー講座」が開催されました。
今回の講座では、昨年度に引き続き、金沢工業大学教授、同大学心理学研究所所長、ポジティブ心理学の第一人者である塩谷亨先生をお迎えしました。
今年度は2日間の対面形式で、ピアサポーターであれば どなたでも参加可能なプログラムでした。 講義は、ポジティブ心理学とウェルビーイングの説明からスタートしました。
まず、ポジティブ心理学が生まれた背景や定義・特徴について学びました。 特に印象的だったのは、「人はもともとネガティビティバイアスを持っている」という点です。
ネガティブな情報に意識が向きやすく、記憶にも残りやすいというこの性質は、日々の生活の中で、ポジティブな思考を意識的に育むことの大切さを改めて認識させてくれました。
その後、ウェルビーイング(幸福)について学び、PERMAモデルを使って自分の「幸せ」を整理するグループワークを行いました。 参加者は各自の価値観や幸福について深く考え、新たな発見をシェアし合いました。グループワークを通して、自らの幸福感を整理し、それぞれの視点から新たな発見があったようです。
後半は、傾聴スキル訓練を行いました。 傾聴の態度(心構え)とスキルについて講義を受けた後、話し手・聴き手・観察者に分かれて実践的なワークに取り組みました。 「最小限の励まし」や「質問の仕方」、「言い換え」など、日常生活でも応用可能なスキルを身につける絶好の機会となりました。
傾聴は一朝一夕に身につくものではなく、継続的な訓練が必須だと改めて実感しました。 今回の講座で得た知識やスキルを活かして、今後もピアサポート活動に積極的に貢献していきたいと思います。