2025年9月12日 オンラインにて第4回「令和7年度ピアサポーター養成講座」を開催しました。

この日はコミュニケーション・エンパワーメント講師 伊藤 佐和氏を講師にお迎えし、『傾聴と表現力 〜自立とは「助けて!」と言えること〜』をテーマに講演いただきました。
講座の前半では、コミュニケーションの本質について学びました。
伊藤講師は、良好なコミュニケーションを卓球のラリーに例え、「相手が打ちやすいボールを返すことが、良い関係構築につながる」と説明されました。
また、言葉だけでなく、表情や声のトーン、ジェスチャーといった非言語コミュニケーションの重要性についても強調されました。 参加者は、傾聴に関するワークを通じて実践的な学びを深めました。
伊藤講師は、より良い傾聴のために実践すべき「聞く耳モードの『あいうえお』」として、“あい” アイコンタクト、“あい” 相槌、“う” 頷く、“え” 笑顔、“お” おへそ(を相手に向ける)、“お” おしまいまで(聞く) を教えてくださいました。
そしてこれらを意識することで、相手が話しやすい環境を作り出す方法を体験しました。
反対に、相槌や反応がない状態では話しづらさを感じることも実感し、傾聴の大切さへの理解を深めました。
後半では、表現力を高めるためのワークに取り組みました。
ラーメンのイラストを言葉で描写する演習では、単に「おいしい」と言うだけでなく、見た目や香り麺の食感など五感を使った具体的な表現方法を学びました。この経験を通じて、詳細かつ具体的な表現が相手にイメージを伝える力になることを体感しました。
また、言葉の捉え方を変える(リフレーミング)ワークでは、「気が弱い」を「優しい」、「優柔不断」を「多面的に考えられる」など、ネガティブな表現をポジティブな言葉に言い換える練習を行いました。
このプロセスを通じて、視点を変えることで物事の捉え方が大きく変化することを学びました。
講座の最後に、伊藤講師は、コミュニケーション能力は継続的な練習と意識によって向上すると強調し、傾聴力を高めるためには、話しやすい雰囲気づくりが大切であると述べました。
また、表現力は他者の表現から語彙を増やし、視点を変えることで磨かれると締めくくられました。

講座終了後には多くの参加者から気づきが共有され、「傾聴されることの安心感を改めて感じた」「言葉をポジティブに捉え直すことの面白さを知った」「明日からのコミュニケーションに活かしたい」など、具体的な学びを得た声が寄せられました。
今回の学びを活かし、参加者一人ひとりがより質の高いピアサポートを提供できるよう努めていきたいと思います。
