【カウンセリングにおける共感リスニングの重要性~ピアサポーター養成講座(導入研修)第5回】
5回にわたり開催の「コロナに負けない!女性つながりサポート事業」に関わる人材育成講座
「ピアサポーター養成講座(導入研修)」の第5回は
『カウンセリングにおける共感リスニングの重要性』
と題し、NVC シンガポール 代表 ミキ・アムリータ氏 にご講演いただきました。
「なぜ、今「つながり」が必要なのか?」という、
初回の講師、大崎麻子さんの言葉をひいて、「つながり」の大切さをお話いただきました。
「つながり」はミキさんの活動の基盤であり、
ミキさんがされている「共感コミュニケーション」とは、
「人と人の間につながりを作ること」なのだそうです。
ピアサポーターとして、
これから、私たちは様々な方の困りごとや悩みを聞くことになります。
その時に、共感リスニングを用いると、
自分の負荷なく、相手とつながることができる、ということを伺いました。
心を病み、辞めていってしまうカウンセラーは、
相談者の困りごとを自分が解決しなくては、と思い、だんだんと疲弊していくそうです。
しかし、共感リスニングを実践すると、
自分のものと相手のものをきちんと分けて、それでも相手に共感し続けることができる、
自分の負荷なく、相手とつながることができるとのこと。
これは、支援活動を継続していくにあたり、
自分自身が倒れてしまわないための必須のスキルであると感じました。
ワークの内容を受講生がシェアする時間にも、
ミキさん自身が共感リスニングを実践してくださいました。
とても暖かい雰囲気に包まれ、つながりの重要性を肌で感じられたと思います。
質問の時間もたっぷりとってくださり、丁寧に答えていただきました。
導入研修は今回で終了です。ミキさんには、引き続きフォローアップ研修で学んでいきます。
導入研修全5回で学んだスキルやマインドを活かしながら、ピアサポーターとしての活動が始まります。
講座や交流会、またWeb相談などで、皆さんのお話を聞かせてくださいね。