こんにちは、つながり支援ピアサポートとくしま
ピアサポーターのきなこです。
今回は大好きだったおばあちゃんの話をしてみようと思います。
私は小さい頃から、おばあちゃん子でした。
近所に住んでいるおばあちゃんの家は、行けばいつでも迎え入れてくれて
甘いオヤツをくれる、私の大好きな場所でした。
私が小学生のある日、おばあちゃんが買い物から帰ってきてこんなことを言いました。
「今日はきなこちゃんくらいの子が、買い物した荷物を家まで運んでくれたんよ。きなこちゃんが外で、他所の人に親切にしてると、おばあちゃんの所に親切が返ってくるね。おばあちゃんは幸せやなぁ。」
その時の優しい笑顔を、今もずっと忘れられずにいます。
中高生になり、部活や習い事、友人との時間やアルバイト…
私の世界が広がっていく中で、おばあちゃんと過ごす時間が短くなっていきました。
今思うと、その当時のおばあちゃんは、いつも寂しそうだったな…
お喋りが大好きで、面倒見が良く、近所に友達の多かったお婆ちゃん。
年老いて外に出るのが億劫になって、一人暮らしで寂しかっただろうな。
何でもっと一緒にいる時間を作らなかったのかと、今も後悔が尽きません…
それでも、おばあちゃんがくれたたくさんの言葉が、私の人生の宝物です。
あの時の笑顔と、その言葉が、いろんなことがあった私の根っこを
今も腐らさず守ってくれているような気がします。
ありがとう！これからもっと頑張るから、見守っててね！
私のこれからの行いが、今は会えないおばあちゃんへ、空の国の幸せに返りますように。
そしてピアサポートとくしまの活動を通して
今度は誰かに、この気持ちのバトンが渡れば嬉しいです。
（文責：きなこ）
