【ピアサポーターコラム】幸せのカタチ

【ピアサポーターコラム】幸せのカタチ

 「幸せのカタチ」    

初めましてピアサポーター修行中のれいこです。
令和もはや5年、子供の頃の一年は永遠にも思える長さでした。歳を重ねる毎に一年は短くなり今では信じられないスピードで月日が過ぎていきます。
さて令和5年は卯年です。私の母は8回目の歳女になり96歳になります。驚くべきことに96歳の今なお母は一人で暮らしており、車の運転以外はほぼ誰の助けを借りることもありません。

そしてさらに驚くべきことに毎週木曜日には私と夫と娘そしてその子つまり母にとっては曾孫の分の食事を用意してくれるのです。メニューは多岐にわたり唐揚げハンバーグ、とんかつ、サラダ、煮物、など毎回5品以上が食卓に並ぶのです。美味しいと食べてくれることが生きがいだと言います。
俳句を詠み絵手紙を描き手芸をし日々忙しく過ごしている母は昭和2年神戸で生まれ戦禍を生き抜いた強い女性です。

両親を早くに亡くし幼い兄弟を養育した母の苦労は筆舌に尽くしがたいものがあったと思います。今、母は幸せだと言います。96歳になっても体に不自由な所はなく俳句を詠み手芸を楽しみ友達も沢山いる。そして曾孫までが自分の作るご飯を食べにくる。

人の幸せには色んな形があると思います。
お金が沢山あり裕福なことが幸せだという人、家族や愛する人と生きることが幸せだという人、仕事をしていることが幸せだというう人、誰も間違っていません。おそらく母にとっての幸せは必要とされることなのでしょう。

そして何より母自身が今まで培ってきた、「人との絆」が作リ出す幸せ。それが母を守っているような気がします。96歳で病気知らずの母はある意味宝くじに当たるより幸運を手にしています。
残念ながらその遺伝子を私は受け継いでいないようです。
しかし誰かの役に立つことを幸せと思うその心をずつと受け継いでいきたいと思っています。

(文責:れいこ)

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