2025年9月19日 オンラインにて第5回「令和7年度ピアサポーター養成講座」を開催しました。
今回は今年度の養成講座最終日となり、個人情報の取り扱いや心構え、活動内容など、ピアサポーターとして活動するための重要事項を学びました。

まず、個人情報の取り扱いについて弁護士の西村 智子 講師よりお話をいただきました。ピアサポート活動において、個人情報保護法の遵守は必須事項です。講座では、個人情報の定義から始まり、氏名や生年月日、その他特定の個人を識別できる情報(住所、職種、メールアドレス、写真など)が個人情報に該当することを学びました。
特に、人種、信条、病歴、障害に関する情報などは「要配慮個人情報」として、より慎重な取り扱いが求められます。 個人情報取扱事業者の義務として、目的外利用の禁止や第三者提供時の本人同意の取得が重要であることが強調されました。
例えば、相談者の家族や知人であっても、本人の同意なしに相談内容や利用の有無を伝えてはならないことが説明されました。また、個人情報が漏洩した場合の報告義務についても詳しく解説があり、どのような場合に個人情報保護委員会への報告や本人への通知が必要かを具体例とともに学びました。
ピアサポーターとして特に留意すべき点として、活動以外の目的で個人情報を使用しないこと、どんなに親しい人にも相談内容を教えないこと、そして情報漏洩の可能性がある場合は速やかに報告することの重要性が強調されました。
これらの知識と意識を持つことが、相談者との信頼関係構築の基盤となり、ピアサポート活動の質を高めることにつながります。
次に、先輩ピアサポーターから、ピアサポーターとしての心構えについて説明がありました。
ピアサポート活動はボランティアではあるものの、公的事業の一部としてお仕事と同様の責任感を持って参加することが重要です。
活動の基本ルールを遵守し、トラブルや懸念事項が生じた場合は速やかに事務局へ連絡・相談する「報連相」の姿勢が求められます。
また、様々な活動に積極的に参加し、傾聴と共感の姿勢を大切にすることが、質の高いサポートを提供するために不可欠であると教わりました。
ピアサポーターの主な活動としては、Web相談、居場所づくり、アウトリーチ支援、生理用品の提供などがあります。特にWeb相談では公式LINEやZoomを活用した匿名オンライン相談を行い、居場所づくりでは月1回の交流会を通じて孤独感の軽減を図ります。
ピアサポーターには「傾聴の姿勢」と「女性を取り巻く社会的問題や社会資源の知識」が求められます。相談者の話を「聞く」ことに徹し、解決策を提示するのではなく、寄り添うことの重要性を改めて確認しました。
活動上必要なネットリテラシーの話もありました。SNS利用上の注意点として、感情的な表現を避けること、夜間・早朝のメッセージは控えること、アカウントの乗っ取りに注意することなど、具体的な注意点が挙げられました。
円滑で安全な活動を継続するために、これらの注意点を守り、意識して活動していきたいと思います。

来月からは、スキルアップやピアサポーター間の交流を目的としたフォローアップ講座やリフレクションが予定されています。私たちはこれらの機会を通じて、質の高いピアサポートを行えるよう、これからも研鑽を続けていきたいと思います。
