R5フォローアップ講座④開催報告

12月16日(土)19:00〜21:00 

「ピアサポーター フォローアップ講座第4回」を開催しました。 

前回に引き続き【傾聴スキル】についての新しい技法を学び、深めるたにロールプレイも実施しました。

 自分や他者をより深く理解するための「マイクロカウンセリング技法」を学ぶことで、相談者と共に面接者も成長できるということでした。しかし、「どの技法も万能とは言えない。その都度、相談者に応じた適切な選択が大切」という山下先生の言葉が印象的でした。

 また、相談者に寄り添い、話を聴く上で欠かせない「ラポールの形成(信頼関係)」について再確認し、自分にできる範囲でよりよい相談環境を整えていくことが大切だと教えていただきました。同時に、相談者の不安や緊張を緩める手段として、具体的な声のかけ方や言葉の選び方のアドバイスをいただきました。

その後のロールプレイを通じて「相手の反応を待つ」ことを心がけ、ラポールの形成へ繋げていくことが大切だと実感することができました。特にWEB相談では、互いの顔が見えないため、より丁寧に相手の反応を待つことの重要性を再確認することができました。

後半では、日常のコミュニケーションは「相談」への入り口ということで、そのポイントや、自己開示のもつ効果を学び、実際に聴き上手になるためのグループワークを実施しました。

人に話を聞いてもらってスッキリした、何が言いたいのか分かってきたと感じたことはありませんか?

これは、自己開示の持つ効果で、自分の情報を相手に伝えると同時に、自分の言葉を自分が聞きながら整理できていたということが分かりました。さらに、自己開示が自身の健康度を上げることにも繋がっているという言葉がとても印象的でした。

聴き上手になるためのポイントを学び、実際にグループワークに臨みました。

今回の学びで得た傾聴スキルとして大切なこと「さえぎらない」「否定しない」「話題を変えない」など、相手の立場になって話を聴く「聴き上手」として聞き役に徹して、相手の話を聴くことの重要性を再確認し、今後の活動に活かしていきたいと思いました。

初年度から参加しているピアサポーターは今年で3年目を迎えます。同様のテーマでも、新たな視点に気づくことがたくさんあると実感しました。講義で得た内容と日々の実践を相互に体系的に理解することで、学びをより深めることができると感じています。「ピアサポートとくしま」での学びを相談者のためにも自分のためにも活かしていきたいです。

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