感謝のバトン「恩送り」

感謝のバトン「恩送り」

足がかじかむ時期になってきましたね。
皆さん、体調はいかがでしょうか?
今回は、ピアサポーター、とーさんが経験した感謝エピソードを話します。
よければゆったり見ていってくださいね。

わたしは幼少期、バレーボールをしていて、監督にこっぴどく指導を受ける毎日でした。
あまりに叱られるので、わたしはあるとき心がぽきっと折れそうになり、自分を責めるようになってし
まっていました。
なんで私はできないんだ
なんで私はこんな弱いんだ
なんで私はこんな性格なんだ
なんで私は… もう私なんて嫌い。
と自分自身のことが大嫌いに思えて仕方ない日があり、部活帰りに大泣きをしてしまいました。

珍しく車で迎えにきてくれた父にバレないように必死に声を抑えながら助手席で…シクシク…
すると、父が道の端に車を止め、どこかへ。
今日飲むビールでも買いに行ったのかなと待っていると父はしばらくして帰ってきました。
窓の方を見ながら顔を見せないように必死なわたしの手のひらにあたたかい感触が。
父は私のためにあたたかいココアを買ってきてくれたのです。
言葉はなにもありませんでしたが、私は心がホッとあたたかくなり、救われました。

私も誰かのホッと安心するお手伝いがしたい。
その日以来強く思うようになりました。

恩送り。
わたしが大好きな言葉のひとつです。
恩送りは誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人に送っていくこと
私は、父からもらったあたたかい感謝のバトンを いろんな方に渡し続けていきたいと考えています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
寒い日が続きます。
みなさま、あたたかくしてお過ごしくださいね。

文責:とーさん

サポーターからのアドバイスカテゴリの最新記事