ストレスを軽減するセルフコンパッション

ストレスを軽減するセルフコンパッション

家事や仕事で疲れたとき、知らず知らず「ため息」をついてしまうことってありますよね。家族に指摘されてはじめて気づくこともあります。「ため息」は緊張で呼吸が浅くなり、体が酸欠状態になっている時に起きると言われています。

同時にイライラしたり、肩こりや不眠がひどくなるといった症状もあるかもしれません。一生懸命頑張って、心身が疲労した状態になっていませんか?

ストレスを感じた時はウォーキングに出かけて気分転換しましょう。それが無理なら、大きくのびをしたり、ストレッチといった軽い運動で身体をほぐすと良いでしょう。

また心のケアも必要です。セルフケアに「コンパッション」を活用してみませんか。

「コンパッション」とはもともと仏教用語で「思いやり」や「慈悲」を指します。
アメリカのおけるコンパッション研究の第一人者であり曹洞宗の女性僧侶でもあるジョアン・ハリファックス博士は次のように定義をしています。

・自分自身や他者をより深く理解し、心の底から手助けしたいと思うこと
・自分自身や他者にそっと寄り添うこと

人はもともと誰でも「自分が幸せでありたい」「他者も幸せであってほしい」という「コンパッション」を持っているので、もう一度ありのままの自分を認め、愛する人を思いやるように自分を慈しむ「セルフコンパッション」を習慣づけましょう。

例えば何か失敗した時に、自分を責めたり、不甲斐なさに情けなくなって落ち込んだり悲しくなってしまいます。その時意識的に「頑張ったね」とか「次はうまくいくよ」といった優しい言葉で自分をいたわるようにするのです。自分を抱きしめることも効果的です。

すると心に余裕が生まれ自己肯定感が高まりますから怒りや嫉妬のようなネガティブな感情を抑えられるようになり、心地よく穏やかで満ち足りた気持ちが湧いてきます。そして様々な人に慈しみの気持ちで接することができるようになると、他者からも慈しみで接してもらえるようになります。慈しみの気持ちを広げ、互いに認めあい、支え合ってゆきましょう。

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(文責:トネリコ)

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