わたしがピアサポーターになったきっかけ

わたしがピアサポーターになったきっかけ

 今年度よりピアサポーター活動に加わらせていただいている『tsuki』です。

昨年ある活動の中で、知人からピアサポーターのHPを見てみて!とお声をかけていただいたことがきっかけでした。その時に、私はこの事業について始めて知りました。

ここに辿りつく方みなさんならもうご存じだとは思いますが、ピアサポーターの活動を改めて紹介させていただきたいと思います。

【目的】孤独・孤立で困難や不安を抱える女性に対し、NPOをはじめとする民間団体の持つ知見や能力を活用し、相談体制の充実や支援の強化を図ることにより、社会との絆・つながりの回復を図ること。
【活動内容】
■居場所づくり
■アウトリーチ支援
■WEB相談
■ピアサポーター養成講座
■生理用品の提供
こんなにたくさんの素敵な活動があります。

こんな素敵な活動は、以前の私の様に知らない方が多く、そして誰もが相談する立場にもなる、そう感じたのは、ずっと以前の出来事から。

仕事を終え、急いであるお店に家族が必要としているものを買いに走っていった時の事。レジを済ませ急いで帰ろうとした私に、レジの方が、袋詰めをしている私に、「お疲れ様。いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたんです。「えっ?」ときょとんとする私に、レジの方は、「仕事を終え、急ぎ帰って、座ることなくご飯を作って食べるんでしょう?それに対して、誰もありがとうって言ってくれる人ってなかなかいないし、気付いてもらえない。だから私が・・・」と。それを聞いて、すごくほっとし、嬉しいと感じました。

その時の私は、すごく急いでいて、余裕がなかったんです。
とにかく、早く家に、早くご飯を・・・と。 『やらなきゃ、こなさなきゃ』 そう、毎日の当たり前の出来事。でも時折息が詰まり、窮屈だったり、気持ちが重たく逃げ出したくなることってたくさんある。相談できず、孤立感があることも。家事、育児、介護や地域でのつきあいで、家庭での役割を背負いがちな女性たち。家でどんなに家事や育児をがんばっても「女性だから当たり前」だと思われ、苦悩や不安を吐き出す場もなく、吐き出すことにも勇気や抵抗があったり、吐き出すことさえも思いつかなかったりすることは多いのではないでしょうか。

そんな時、ピアサポーターの存在を知っていて欲しい、思い出してほしい。このレジの方の様にそっと寄り添えるようなサポーターになりたいと思いました。

 

文責:tsuki

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