【サポーターコラム】月経困難症と付き合っていく。

今回は月経困難症に苦しんでいた私のお話をしてみたいと思います。

私は、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の症状があり、ひどい時には、月経中もずっとこの症状が続く、いわゆる月経困難症です。
気分障害だけでなく、体の方もしっかり重い症状があります。
冷や汗が止まらず、痛みに耐えられず、外で座り込んでしまうことも多々ありました。

18歳の時、我慢できない程の痛みをどうにかしたいと思い、産婦人科を受診したことで、精神的に不安定な原因も生理による症状であることを知りました。

それから10年ほど、症状に合わせて生理前は抗うつ剤を飲んだり、カウンセリングを受けたり、ピルを飲むことでホルモンバランスをコントロールしてきたのですが、妊娠・出産の過程でお薬をストップしていました。
(お薬の副作用で具合が悪かったり、症状が全然改善されてない時もありましたよ)

そして私の場合は産後、生理の再開が早く0歳の育児と、生理の相性の悪さと言ったら!!
それはそれはストレスがすごい!!
事あるごとに「全部ホルモンのせい!!!!」と自分に言い聞かせて過ごしていました。

今は長期間服用できるピルによる治療で、ホルモンバランスを一定にして生理の回数自体をコントロールしていて、PMSやPMDDの症状もほとんど無くなっています。
この方法に出会って、やっと「解放された」という感じがしています。

生理を止める・回数を減らす、ということに否定的な意見の方に出会うこともありますが、私は「私の生活を大事にする」ために、この治療法を選択しました。周りに何を言われても、自分の身体です。

過去の私のように、月経困難症で苦しんでいる方や、気分障害で辛い思いをしている方。
まずは産婦人科を受診してみませんか?

自分に合った先生や治療に出会えるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、きっと楽になる方法が見つかると思います。
毎月続く苦しみに、閉経まで耐えなくていいです。

元気に、快適に過ごせる日が1日でも増えることを願っています。

(文責:きなこ)

 

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