ところかわれば

高齢者の「ブレーキとアクセルの踏み間違い」事故が問題になるのと同時に免許の返納も話題になっていますね。

都会には電車もあり、バスの便も便利、タクシーもたくさん走っていますが、徳島で予約のできるタクシー会社は7社ほど。その上農作業に軽トラックを使っている方に「タクシーを使えば」と言うのはなんともマヌケな話です。

こんなふうに地域によって手当が変わるものの一つに不登校があります。
息子は小学2年生の時に不登校になりました。もともと持病があり学校も休みがちな子でしたので、このチャンス(!)に二人でいろんな所へ出かけました。美大の子ども教室に入り、早起きをしてウイークデイに空いているディズニーランドへ、関東近郊の水族館は全て制覇しました。その時は神奈川に住んでいましたので、不登校になっても子どもを連れて行ける場所は山のようにあったのです。
そしてある朝「さあ、今日はどこへ行こうか」という私に息子はポツリと「学校行きたい」。不登校は嘘のように終了しました。

後年徳島に戻って不登校のお子さんを支援した時、はた、と気づいたのは、普通の日に早起きして出かける子どもの施設の少ないこと、またご近所の目 を気にして普通の日に子連れで外に出られないお母さんの辛さでした。コロナ禍でお出かけできる場所はさらに少なくなっているように感じます。
「行きたくなければ学校に行かせなくても良い」というのが不登校のセオリーのようになっていますが、そうしてしまうことで引きこもりへ繋がっていく地域もあるんですね。
先日受けた不登校の研修でもその話があり、深く納得したのでした。

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文責:あまびえ

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