こころの境界線

私の密かなルーティンとなっている、仕事帰りの独り言。
自転車で人通りの少ない道に入ると、「しんどい」「もうダメ」など、自分が人前では言えないことをいっぱい言うのです。
完全に怪しい人です(笑)
でも人前で言えないタイプです。

そんなストレスを溜めやすい性格の私ですが、最近、意識していることが、こころの境界線です。
仕事で助言をお願いしている臨床心理士さんが教えてくれました。
境界線とは、プライバシーの範囲や自分の領域で、子どもや大人、能力に関係なく、全ての人に認められる権利だそうです。
境界線があいまいな例として、「部下が仕事をしないので、つい自分でやってしまう」「親が喜ぶようにいい子になる」などがあり、本心ではやりたくないことをやっていたり、他の人の行動や感情をケアしてしまうことがあるので、しんどいんだそうです。

最近は、「ここはできるけど、これは力になれない」と、境界線を引くことを心がけています。私は、「これは力になれない」部分を注目して、「どうすれば力になれるのか」と考え悩み(福祉職あるあるかも)、結果として「力になれない自分」は能力がないのではと落ち込む傾向があります。

私と同じ傾向にある方は、最初は違和感があるかもしれませんが、慣れると気持ちが楽になると思います。こころが健康でないと誰かのために頑張れないですね。

職場の同僚から相談を受けたときも、「これは自分たちでは解決できない問題。境界線が引けていないから苦しいやつだよね。できることはしっかりやったから大丈夫!」などと伝えるようにしています。

誰かに話すことで、自分の傾向に気づいたり、楽になったりすることがあります。
ピアサポートとくしまでは、ピアサポーターや心理士への相談を受け付けています。
お気軽にご利用くださいね。

文責:わかあゆ

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