ご縁をつなぐ

ご縁をつなぐ

先日、甥の結婚披露宴に行ってきました。コロナ禍で、延期を余儀なくされ3年あまりを待っての祝宴でした。その間に授かった息子も3歳になり、私たち招待客に可愛い笑顔を振りまいてくれました。新郎新婦の幸せが何倍にもなって伝わってきました。

この甥は、私の妹の息子になります。妹は、しばらくの間、独りでこの息子を育てて来ました。まだ小さかった甥は、我が家に預けられるといつも「かぁかん、かぁかん」と母を探して泣いていました。そんな幼い頃を思い出し、立派に成長し家族を持った甥にほんとうにおめでとうという祝福の気持ちで胸がいっぱいになりました。

数ヶ月前の話です。県外に住む友人が私を訪ねてきました。その日、2人で色々な話をして楽しい時間をともに過ごし彼女は帰っていきました。その翌日のことでした。甥から私にメッセージが届きました。なんと、昨日一緒にいたその友人と甥が2人で親しげにいたずらっぽく笑う写真が添えられているではないですか。もちろん2人はそれまで全く面識はありません。「どういうこと??」と一瞬状況を理解できませんでした。

事情は、こういうことでした。甥の妻になった女性が、学生時代によく通いお世話になっていたお店が友人の行きつけのお店であり、その日たまたまカウンター席で並んだところ、お互いの話から共通の知人として私が出てきて驚いたと。2人はお世話になったママさんに結婚の報告に訪れていたようでした。本当に「縁」とは不思議なものです。たとえその時、隣同士に並んでも、どちらかが声をかけなければそのまますれ違っていたかもしれない出会い。同じ日、同じ時間に同じ場所にいて、そこから新たなつながりができ、まさに糸をたぐり寄せるような不思議な縁が生まれていく。何か引き寄せるものがあるのか、神秘的でステキな出来事でした。
 
そのママさんとは披露宴で同じテーブルとなり、そのときのことや2人のこと、友人とのことなど楽しく語りあうことができました。ご縁、大切にしたいものです。

ピアサポートとくしまでは、相談や居場所づくり、つながりサポート事業を行っています。こちらをお読みの皆さんはチラシを手に取ってくださった方、また、友人からのご紹介であったりでピアサポートとくしまを知っていただいたのかなと思います。こちらも、何かのご縁ですね。
ご自身が話を聞いてほしいなと思った時はもちろん、ご友人やお知り合いにも是非、この
ピアサポートをご紹介いただき、ご縁をつないでいってくださればと思います。
(文責:りえ)

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